復刻・宣戦の大詔

これは開戦詔書に直接手を加えた徳富蘇峰が、「日本が戦争に至ったわけ」を直接解説した貴重な文章です。

 

この『宣戦の大詔』を読めば、戦後、長年に亘って議論されてきた「なぜ日本は戦争をしたのか」という問いの答えを解き明かすヒントが見つかります。

目次

詔書 ......3

序 ......6

【 第 一 】米英膺懲と歴史的必然 ......16

【 第 二 】皇国と皇民への自覚 ......18

【 第 三 】世界無比の国体と皇道 ......19

【 第 四 】皇道の本源 ......25

【 第 五 】 日本の国性たる包容 ......29

【 第 六 】 有史以前の日本と祖先 ......34

【 第 七 】『神代紀』と皇謨の広大 ......39

【 第 八 】 日本国家の特殊性 ......41

【 第 九 】 日本の忠孝と支那の忠孝 ......45
【 第 十 】
忠孝一本の日本 ......48

【第 十 一】忠孝と儒教 ......52

【第十二】明治維新と尊皇攘夷 ......57

【第十三】日本の攘夷と正当防御 ......60

【第十四】皇政維新と皇政復古 ......63

【第十五】尊皇攘夷と条約改正問題 ......67

【第十六】尊皇攘夷の意外なる到着点 ......70

【第十七】実力解決の条約改正 ......72

【第十八】有史以来の日本と朝鮮 ......75

【第十九】争地としての朝鮮 ......77

【 第 二 十 】明治政府と朝鮮問題(一)─ 木戸孝允の主張 ......79

【第二十一】明治政府と朝鮮問題(二)─ 西郷南洲の達見 ......83

【 第二十二 】日本歴史と世界の光たる日本 ......86

【 第二十三 】日本の完全独立と朝鮮 ......90

【 第二十四 】隣国支那の欧米依存 ......93

【 第二十五 】日本と露英米三国 ......96

【 第二十六 】豊太閤と図南の大志 ......99

【 第二十七 】幕末に於ける露国と英国 ......102

【 第二十八 】東亜に於ける英国の悪辣 ......106

【 第二十九 】日清戦争と英国 ......109

【第 三 十 】日清戦役後の親英論と親露論 ......113

【 第三十一 】日英提携策と独逸(一) ......118

【 第三十二 】日英提携策と独逸(二) ......121

【 第三十三 】日英同盟と予の観察 ......124

【第三十四】日英同盟より日露開戦へ ......128

【第三十五】日本の発展と天佑 ......131

【第三十六】日露戦役と英国の所得 ......134

【第三十七】幕末に於ける米国 ......138

【第三十八】米国の東洋進出 ......141

【第三十九】独逸皇帝とルーズヴェルト ......144

【第四十】米国の排日と東亜への魔手 ......146

【第四十一】世界大戦と日本の骨折り損 ......150

【第四十二】日英同盟の廃棄と四国条約 ......153

【第四十三】華府会議とロンドン会議 ......157

【第四十四】国際連盟脱退及び歴史的因果律 ......160

【第四十五】日本を売った英国の応報 ......164

【 第四十六 】米国の横暴と大東亜戦争の応報 ......167

【 第四十七 】大東亜戦争と米英の徹底的駆逐 ......171

【 第四十八 】大東亜の指導者としての三条件 ......175

【 第四十九 】日本魂を養え ......178

【第 五 十 】忠良なる皇民を作れ ......181

【附録 】註釈 ......185

『宣戦の大詔』解説 ......207