真・国家論vol.3〜民主制と日本の宿命編

ご購入日より1ヶ月以内であれば、ご解約の上返金を承ります。

※過去にご購入された方は返金保証の対象外となります。

第1章では、現代の多くの国で採用されている「民主制」を取り上げます。
なぜ人類は民主制に行き着いたのか、そして私たちが普段意識しない民主制の本質は何なのかを学ぶことで、既得権益団体や派閥政治といったものの見方が大きく変わります。しかし民主制は決して完璧ではなく、プロパガンダや世論の空気に流され暴走する危険があります。歴史を振り返れば、民主制が戦争を招いた事例は少なくありません。現在の日本でも、政治家や官僚らがプロパガンダで民主制を操ろうとしており、このままでは危機に陥ります。民主制を健全に保つには何が必要なのか、その答えを探ります。

第2章では、「ナショナリズム」という抽象的な概念を解説します。
明治維新以降の日本、アメリカ、イギリス、ドイツを比較し、三十年戦争やフランス革命といった歴史の転換点からナショナリズムの正体を明らかにします。そこから見えてくる事実は、現代の我々にも大きな影響を与えているのです。

第3章では、日本独自のナショナリズムを掘り下げます。
欧州のナショナリズムが戦争や革命を通じて国民国家を築いたのに対し、日本は明治維新で近代化の原動力とし、戦後は経済成長と国民統合を支えました。しかしそこには「過剰な自虐」と「過剰な自信」という両極端が潜んでいます。今の日本は、人口減少や安全保障の危機に直面し、ナショナリズムの再定義が不可欠です。排外主義でも自己否定でもない、「成熟したナショナリズム」とは何か。この章では、その変遷を整理し、21世紀の日本にふさわしい姿を提示していきます。