
真説・日本近代精神史vol.2 文学者が見た2度目の敗戦〜親米保守の欺瞞と日本人精神の崩壊
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戦後の歴史についてはあまり語られることはありませんが、戦後は数年単位で目まぐるしく世の中が変わる混乱の時代でした。そして、戦後はアメリカに飼い慣らされた時代でした。
まずは、アメリカの属国と化していた1945年〜1955年までの日本。そして、55年体制、安保体制などが出てきた1955年〜1965年までの日本。そして現実を無視して完全に夢だけを語るようになった1965年〜1975年までの日本。バブルに浮かれて、現実に起きている問題を後回しにしたバブル期の日本。
それぞれ時代の歴史の歩みを見ていくと、いかにして日本人が苦悩し、そしてアメリカに骨抜きにされていったのか?その経緯が理解できます。
そして、現代の日本人をつくる土台となった戦後史について、戦後の文芸批評家や文学者などの見解を元に、人々の精神の揺れ動きを丁寧に読み解いて行くことで、なぜ親米保守などという摩訶不思議な人物たちが出てくるのか?なぜ戦力を持たない平和などという幻想を信じるようになったのか?なぜ人々を苦しめる政治に対して声を挙げる日本人がいなくなったのか?など戦後の歴史を丁寧に読み解くことで「現代日本人とは一体何なのか」という難解な問いの答えが見えてくるでしょう。
■第1章 「属国と化した日本と戦後思想の始まり」ポツダム体制、日本国憲法、55年体制…戦後体制の起源
■第2章 「高度経済成長と60年安保体制」理想なき復興と色褪せる理想の時代
■第3章 「絶頂の1970年代と戦後的理想への反逆」偉大な文学者が感じた限界の予感とは何だったのか
■第4章 「バブル日本とポストモダン」1980年代に日本人としてのアイデンティティが蒸発した理由