
封印された日本文明の真実 vol.2 楠木正成 ~戦前の日本人が憧れたナショナリズムの真髄
¥29,800 (税込¥32,780)
ご購入日より1ヶ月以内であれば、ご解約の上返金を承ります。
※過去にご購入された方は返金保証の対象外となります。
【軍人から小学生までもが誇る日本最大のヒーロー】
あなたは、楠木正成(くすのき まさしげ)という人物をご存知ですか?この楠木正成はGHQによって日本人の記憶から消された歴史上の人物の一人です。
今でこそ知る人は少ないですが、この楠木正成は戦前の誰もが知り、誰もが認める英雄でした。
その証拠に、明治40年ごろ、『読売新聞』において全国の小学生に理想とする人物、尊敬する人物のアンケートをしたところ、トップは楠木正成でした。もちろん小学生だけでは、ありません。大東亜戦時の部隊名には金剛隊、菊水隊、正行隊、桜井隊など、楠木正成にちなんだものも少なくありませんでした。
そんな楠木正成の人気の理由の一つに「桜井の別れ」という逸話があります。古典文学『太平記』の名場面のひとつで、戦前の学校の教科書には必ず載っていたものでした。勝ち目のない戦いとわかっていた足利尊氏との「湊川の戦い」の前に、長男である正行(まさつら)と今生の別れとなってしまったエピソードです。父・楠木正成と子・正行が訣別した場所が、西国街道の桜井(現・大阪府三島郡島本町桜井)であり、地名にちなみ、「桜井の別れ」と言われています。
「湊川の戦い」では、圧倒的な数の敵軍にたいして、自軍は20分の1ほどの戦力でした。分が悪いと思った正成は、後醍醐天皇にあれこれ提案するものの、受け入れてもらえませんでした。そして、討ち死する覚悟をもって、尊氏との戦いに向かう楠木正成。それを見て、子の正行は「自分も一緒に行く」と言い張ります。しかし、正成はそれを聞くことはなく、「自分が居なくなった世でも、後醍醐天皇に背く者が居たら倒しなさい。」と残し、菊水の紋が入った短刀を、形見として託します。そして楠木正成は、勇敢に湊川の戦いに向かっていきました。そして戦いの中で「七度生まれ変わって朝廷の敵を倒す」と誓い、自刃。これにより「七生報国」という言葉が誕生しました。
この「桜井の別れ」は現代の人たちには馴染みがないかもしれません。しかし、戦前の大人たちは、涙ながらにその情景を子供達に熱く語っていました。
そしてこの楠木正成の「七生報国」の願いは、子孫に受け継がれ続け100年をかけて成就されることとなり、楠木正成の肉体は滅んでもその精神は後の日本で生き続けました。
この楠木正成の精神について上智大学名誉教授の故・渡部昇一先生はこんな言葉を残しています。
「江戸時代に楠木正成が再発見されたことこそ、日本が近代国家としての意識に目覚めたということの確かな指標なのである。ほかのアジアアフリカ諸国は白人諸国に踏みにじられていく。しかし日本は1人独立を守り得た。その独立を守りに得たのは、江戸時代に楠木正成が発見されて、人々に仰がれた、これが大きかったんだ」
これは誇張でも作り話でもありません。ここまで、日本全体を動かした楠木正成の精神とは一体..その神髄とは何なのか?
戦後に消されてしまった日本国民のヒーローの話をこの講座でご確認ください。