
悪の哲学vol.1「ニヒリズムと官僚主義」
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あなたは不思議に思ったことはありませんか?
・なぜ財務省は緊縮財政にこだわり続けるのか?
・なぜ国の成長よりも、財政均衡のことばかり気にするのか?
・なぜ国民の命よりも、守る必要のないPB黒字化を達成しようとするのか?
単純に「出世のため」という説もあります。
実際、増税を実現した官僚は出世するようですし…
財務官僚と関わる機会のある識者も、そう分析しています。
しかし、本当にそれだけなのでしょうか?
財務官僚もバカではありません。
曲がりなりにも、東京大学法学部卒などのエリート揃い―
「緊縮財政を進めれば進めるほど、日本は貧困化していく」
「コロナ禍で収入が途絶えた人にお金を配らなければ、野垂れ死にする」
「最悪の場合、自ら命を断つ人もいる」
こうしたことが分からないはずがありません。
もしかして、彼らは根っからの極悪人なのでしょうか? そうではないでしょう。「社会に貢献したい」という気持ちを持っていなければ、わざわざ国家公務員を目指す理由がありません。
では、いったいなぜ、財務省は「殺人緊縮マシーン」と化してしまっているのでしょうか?
その答えは、「精神の腐敗」(=ニヒリズム)にありました。
歴史を振り返ってみても、ナチスドイツのように「組織の暴走」によって悲劇がもたらされた例はいくつも見られます。それらのほとんどは組織員の精神が腐敗し、善悪の判断がつかなくなり、「官僚制」の悪の面が増大したために生じたものばかりです。
つまり、マックス・ウェーバーが指摘したとおり「官僚組織の巨大化によって統制が困難になる」といった最悪の事態が生じたのです。
そして、私たちは、今なお「ニヒリズム」と「官僚主義」を克服できずに、簡単な貨幣観の間違い、国家観の間違いすら正せずに、ダラダラと衰退の道を転げ落ちています。
しかし、このままニヒリズムという「精神のがん」を放置していたらどうなるでしょうか?
私たちの心は荒み、社会は荒れ続けることになります。
私たちの子どもや孫の世代に豊かな日本を残すこともできません。
そんなことを防ぐためにも、今回、全ての問題の諸悪の根源である「ニヒリズム」だけを解説する講座を、藤井聡先生と共同で制作しました。
それが『悪の哲学』シリーズです。
第1巻では、「ニヒリズム」そしてそれがもたらす「官僚主義」のおぞましさをじっくりと解説し、「財務省という殺人緊縮マシーンが生まれるカラクリ」を解き明かします。