
松岡洋右で読み解く近代日本外交の研究「昭和史・日米激突の瞬間」〜日独伊三国同盟と国際連盟脱退…軍国主義国家の裏側
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「すべての罪を松岡へ」
この言葉は、東京裁判の法廷で裁きを受けていたA級戦犯たちの暗黙の合言葉であった。これは、戦前の外務大臣であった松岡洋右を猛烈に非難する意味が含まれており、1946年6月27日に巣鴨拘置所で獄死しました。だがなぜ、彼はこのように「極悪人」と呼ばれるほど、忌み嫌われていたのか?
それは、彼が、1933年、「第一次世界大戦というこの世の地獄を繰り返さないために」というスローガンでつくられた国際連盟を脱退し、1939年、ドイツ・イタリアと日独伊三国同盟を結ぶという平和をぶち壊す2つのことを行った中心人物だと言われているからである。
このように、戦後の教科書等では、A級戦犯だった「極悪人」というふうに語られているが、松岡洋右を中心に当時の史料を基に歴史を読み解いていくと、私たちが教えられてきたこととは全く逆の歴史が明らかになるのである。
実は、松岡洋右は、平和を破って日本を戦争に突っ込ませた悪人ではなく、日本を必死で守ろうとした人物だったのである。
この講座を通してみれば、戦勝国アメリカによって、ねじ曲げられた歴史とA級戦犯松岡洋右の視点からみる歴史と大きく違うことがわかります。
松岡がいかに日本のために外交を行い、愛国心をもった人物であるということがわかることでしょう...