
和歌で読み解く皇室vol.3「歌が紡ぐ近代皇族史」 〜幕末から令和へー天皇視点で見たる国難の本質
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【戦後に訪れた皇室史最大の苦難】
戦後、GHQは、皇室の“弱体化”をはかる露骨な政策を、次々に打ち出しています。
「皇室祭祀令」の廃止に始まり、明治から大正にかけて、着実に整えられてきた皇室関係の法律は、次々と抹消されました。
例えば、このようなものです。
①「摂政令」(明治四十二年)、②「立儲令」(明治四十二年)、③「皇室財産令」(明治四十三年)、④「皇室親族令」(明治四十三年)、⑤「皇族身分令」(明治四十三年)、⑥「皇族身位令」(明治四十三年)、⑦「皇室会計令」、⑧「皇室葬儀令」(大正十五年)、⑨「皇室儀制令」(大正十五年)、⑩「皇室陵墓令」(大正十五年)
明治の「皇室典範」が発布されてから、約四十年もの歳月をかけて、熟慮に熟慮を重ねて整備されてきた多くの法律が、GHQ支配下の昭和二十二年五月二日、一挙に廃止されてしまったのです。
このことについて松浦光修教授はこう仰っています。
「戦後という時代は、皇室にとって歴史上では、戦国時代以上に苦難の時代であると言っていいでしょう。」
つまり、皇室を守るために作られた法律は戦後に一掃されたということです。
そして、一歴史学者から客観的に見ても、皇室は苦難時代に突入しているわけですが、当の皇室が見た苦難は別にありました。
皇室から見た国難の正体は、教科書やメディアに載ることはありませんが、
和歌を通してなら、知ることができます。
昨今の日本では、靖国問題、慰安婦問題、外交問題、皇位継承問題など様々な問題を抱えていますが、これらの問題に対し、「私たち日本人はどうすれば良いのか?」といった問いのヒントを天皇の和歌から得られるでしょう。