伝承・日本文化のDNA 〜世界に誇る和の国の叡智〜 「世界を導く“和”の自然観」編

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“世界の中の日本文化の独自性。真の素晴らしさは、比較文化のアプローチによって初めて知ることができる。全3巻の「伝承・日本文化のDNA」講座シリーズでは、日本と西洋の文化を具体例で比較しながら、世界に誇る日本の文化伝統。われわれ日本人のアイデンティティを浮き彫りにする試みに挑む…”



講師の中山氏は、英文学界で世界的な業績をあげ、これまで35冊を超える英文学・歴史学の名著を翻訳してきた。彼はある時、「万葉集」を読み進める中で、西洋の詩には決して存在しない“日本だけの不思議な表現方法”があることに気づく。そして、それは先人たちが日本の豊かな自然風土の中で育み、脈々と受け継いできた“独自の感性”の秘密に辿り着く、大きな手掛かりとなった。



“日本の歴史学で主流の「考古学」では、決して見えてこない当時の日本人の心の動き。美的感性が、詩歌などの文学作品にはもっともよく表れている。そして、そこから導き出された日本独自の「自然観」は、決して他国には見られない特殊な能力だ。日本人と自然との関係は、ちょうどへその緒で繋がった母親と子供のような関係である…”



しかし、明治以来、西洋の背中を追いかけ続け、グローバル化にどっぷり浸かった現代人は、その伝統的な感性を失いかけている。どうしたら、この感性を…日本人に力を与えてくれるアイデンティティを取り戻すことができるのか。その方法が、『万葉集』のような日本人の感性が、ありのままに表現された日本文学の原点に立ち返ること。それを西洋と比較することによって、初めて深く知ることができるのだ。



俳句、和歌、山水画、日本建築、庭園、生花、茶の湯…世界に誇る日本文化の全てに通底する、日本人の特殊能力。まさに「日本文化の“DNA”」とも呼べる独自の感性の正体を、中山理の50年に及ぶ研究の集大成として、今解き明かす。