
失敗の経営学 世界を席巻した日本の電機産業はいかにして凋落したのか?Vol,1「グローバル化の罠 度重なる経済危機への対抗策“米国流選択と集中”」
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この講座では、カセットテープで一世を風靡したTDKに勤めた桂幹氏と、京都大学准教授で経済学が専門の柴山桂太氏がミクロとマクロな視点から日本電機産業が凋落した原因を炙り出します。
「MADE IN JAPAN」はかつて世界から絶対的な信頼を得ており、日本の技術は世界一だと誰もが信じて疑いませんでした。皆がジャパン・ブランドの誇りを胸に働いていたのです。
それはただの自己満足ではなく、実際に平成元年、全世界の企業の時価総額ランキングで、日本はトップ50社中32社を占めており、自他共に認める世界一でした。しかし、それもひと時の栄華でしかなく、平成の終わりには1社しか残っていなかったのです。
世界に名を馳せた日本の電機産業は台湾、中国の巨大企業に次々と買収され、かつて視界にも入っていなかった韓国にも売り上げ、市場シェアで抜かされ、今やその名を聞くことはほとんどありません。
一体なぜ、たった数十年でここまで凋落してしまったのでしょうか?
言うまでもなくすべての企業は成長のために全力を尽くしたはずです。サボったり怠けたりしたはずはありません。にもかかわらず、多くの日本企業はグローバル競争に敗れ大きく力を失ったのです。
では、一体なぜ、世界一の日本電機産業がグローバル競争に敗れてしまったのか?
・秘密裏に行われていたアメリカとの攻防
・当時従業員に蔓延していた空気
・経営陣の考え
など、誰も語らなかった真実を明らかにすることを通して、電機産業の栄枯盛衰を余すことなく解説し、失敗の原因をあぶり出します。
第1章
親子2代で経験した日本電機産業の栄枯盛衰
〜ミクロとマクロな視点から炙り出す失敗の原因
第2章
日本電機産業と第二の敗戦
〜世界を席巻した日本企業の息の根を止めるべくアメリカが仕掛けた罠
第3章
日本に蔓延した“米国流選択と集中”
〜日本企業を支えた伝統文化の終焉はいかにして起こったのか?
第4章
日本電機産業:覇権奪還への挑戦
〜世界経済を襲ったゲームチェンジの本質は何か?