
『京大人気No.1教授 鎌田浩毅の地球科学ミステリー』「列島を襲った大災害で読み解く日本史の謎」編
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災害大国日本は、これまで災害によって歴史を変えられてきました。例えば、動画でもご紹介したように、江戸時代の終焉のきっかけとなったのは、「安政東海地震」と「安政南海地震」という、2日連続で起きた「南海トラフ地震」でした。
さらに、それだけじゃありません。実は歴史を紐解くと、災害が私たち日本人の「文化」や「精神」、「死生観」にまで大きな影響を与えていることがわかるのです。
例えば、あなたも今年行ったかもしれない、京都で毎年行われる日本三大祭り「祇園祭」。これは9世紀に起きた地震や大津波、富士山の噴火を受け、災厄の除去を祈ったことが起源となっています。災害を経験した大昔の日本人の祈りは、今の日本にも残っているのです。
そう、日本人は太古の昔から災害と共に生きてきました。私たち人間が絶対に敵わない、厳しく壮大な「自然」と常に相対し、自分たちの生命の在り方やあるべき姿を考えることで、死生観や精神、民族性を形作ってきたのです。
そうして「共生」や「秩序」を育んできた日本人ですが...その生き方は今、失われつつあります。
ご存知でしょうか?
震度7の大地震に襲われた能登半島の復興に、岸田政権が補正予算を付けていないことを。
ご存知でしょうか?
政治家が「移住た方が良い」だなんて、被災地の人々を見捨てるような発言をしていることを。
ご存知でしょうか?
「弱者は切り捨て」「自己責任」といった発言をするるような人物が、テレビやSNSでチヤホヤされていることを。
今の日本は、先人たちが受け継いできたものを学ばず、他者を切り捨てるような、そんな社会になってしまっているではありませんか。
しかし、日本が災害大国なことに変わりはありません。今後30年の間に、「南海トラフ巨大地震」は確実に起こると言われ、「首都直下地震」も、いつ襲ってもおかしくありません。そんな今だからこそ、私たち日本人の先祖たちが何を経験し、いかに今の私たちの精神が形作られたのか、再び知る時がきているのです。
そこで今回、「地球科学」という学問を用いて、災害という独自の視点で歴史を振り返り、「もう一つの日本史」を知りながら、「これからの私たち日本人はどうなるのか?」といった未来を見通すカギを手に入れる、唯一無二の歴史講座を制作しました。