小浜逸郎オンライン読書ゼミ第三回『徒然草』_アーカイブ

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太宰治の『律子と貞子』には、物語の主人公である男が登場します。男は幼なじみの姉妹から花嫁選びをすることに──。物静かでしっかり者の姉、明るく元気な妹。どちらか迷っている男に対し、太宰治は聖書の一節を男に読ませることで、男に結婚相手を決心させました。
こういう、現代の恋愛ゲームで見られるような悩みが、昔の聖書にも見られます。
新約聖書というのはアフォリズムの宝庫です。アフォリズムとは、短いぴりっとした表現で人生・社会・文化等に関する見解を表したもの──いわば金言です。
人の心というものは過去も現在も本質は変わらず、私たちにいかに生きるべきかのヒントを与えてくれます。