2022年7月8日。
前代未聞というべき事件が起きた。近鉄電車大和西大寺駅前で、選挙応援の演説中に、安倍晋三元首相が銃撃に倒れるという事件だ。
そして、犯行に及んだ山上徹也容疑者は、旧統一教会への恨みが動機であったとされ、そのことで旧統一教会が大きくクローズアップされることになった。
このとき、ジャーナリスト・須田慎一郎の脳裏に蘇った事件があった。
それは、朝日新聞阪神支局襲撃事件、いわゆる赤報隊事件とも呼ばれる事件だ。
この時にも容疑者として旧統一教会関係者という人物像が大きく浮かび上がっていたのだ。
この「旧統一教会」というのは、日本の、あるいは韓国の、そしてアメリカの政界とも深く深層海流で結びついた宗教団体なのである。そ
うした事実を知らずに迷宮入りとなった赤報隊事件や今回の安倍元首相暗殺事件を語ることはできない。
本講座の趣旨は、一般的には見過ごされがちな、いや敢えて隠されてきたとも言えるベールに包みこまれた「謎」に深く切り込んで紐解いていくことにある。
そして、事件を紐解く1つのキーポイントが「金(カネ)」だ。
こうした事件の背景には、必ず「カネ」の匂いがつきまとう。逆に言えば「カネの流れ」をチェックしていくことで、それまでには見えてこなかった事件の構図が露わになってくる。
第1巻では、マスコミの「3大タブー」と呼ばれるアンタッチャブルな領域に踏み込むために、「イトマン事件」そして「グリコ・森永事件」を扱った。
3000億円という巨額の金が消えたとされる「イトマン事件」。
そして日本がバブル経済に突っ込んでいく矢先に起きた「グリコ・森永事件」。
ジャーナリストである須田慎一郎が、金の流れをキーワードに、3大タブーと言われる「ヤクザ」「在日韓国朝鮮人問題」「同和問題」という、マスコミでは触れることができない問題に切り込んでいく。