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現代の私たち日本人が当たり前のように行う“儀式”。
初詣、お盆、お彼岸、神社参拝、仏壇への手合わせ――
実はその多くが、2700年以上前から変わらず受け継がれてきたものです。
そしてその“原点”は、文字も国家もない、はるか縄文時代にまで遡るのです。
なぜか、日本は他の国とは違い不思議な宗教史を歩みました。
普通新しく入ってきた宗教は元々あった宗教と対立します。ところが日本では縄文から引き継がれた宗教観が、新しく入ってきた宗教と『融合』していったのです。
縄文人の“宗教観”には、現代人が忘れた何かがある。
・神社に本殿がない――それはなぜか?
・神が人間のように死ぬ――そんな神話が許されるのはなぜか?
・死を“穢れ”とせず、祖霊として祀る――それはどこから来たのか?
・世界の宗教は“唯一神”を求めたのに、なぜ日本だけが“八百万の神”を選んだのか?
これらの謎の答えは、
すべて「縄文」というキーワードで一本の線につながります。
たとえば、神仏習合。
それは、世界の宗教観を根本から覆す、日本だけの特異な現象。
争いではなく、共に祀る。
排除ではなく、共存させる。
それがなぜ可能だったのか――
その鍵もまた、縄文人の精神構造にありました。
本講座では、宗教学者・島田裕巳氏が、
古代神話、神道、仏教、そして“縄文的儀式”をもとに、
現代日本人が無意識に引き継いでいる“行動原理”を丁寧に解き明かします。
私たちは、本当に「無宗教」なのでしょうか?