小浜逸郎オンライン読書ゼミ第五回『論語』_アーカイブ

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近世における庶民の教育機関であった寺子屋では、子どもたちが最初に学ぶ本として『論語』が使われ、近代化を成し遂げた明治時代においてもその価値は色褪せることなく、わが国近代資本主義の父とも呼ばれる渋沢栄一も『論語』の愛読者として知られています。
論語の中には、こんな一説があります──父が羊を盗んだ時に子が訴え出るのが「正直」だと自慢する葉公に、孔子は***「父は子の為に隠し、子は父の為に隠す。直は其の中に在り」***と返した。
あらゆる物事は状況に応じて価値観がぶつかり合い、その都度正しい答えは変わってきます。多くの人によって知恵と道徳の手本とされてきた『論語』では、現代を生きる上で総合的に一番いい判断をするための徳を学べます。