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朝日新聞のニューヨーク特派員:中野五郎。
転機は、1940年・34歳の時に訪れた。
すでに日中戦争、ヨーロッパでは第二次世界大戦が始まっていたなか、
日米関係の取材のため、アメリカに赴任。
翌年、日本軍がハワイ真珠湾を奇襲。
その日からアメリカはただの赴任先から敵国へと一変する。
米国政府に、諜報活動・スパイを疑われた中野は、FBIに捕まる。
連行された先は収容所だった。
そこから交換船で帰国するまでの
約9ヶ月間をまとめた手記が「祖国に還える」。
この本、太平洋戦争の実相を知るのに
欠かせない貴重な史料でありながら、
どういうわけかほとんど残っておらず、
日本の大学で所蔵しているのはわずか4校のみ…
古本市場では高額で取引される「幻の本」となっていました。
そんな本書をこの度、ついに復刻。
復刻を監修した西鋭夫教授は、こう語ります。
「『真珠湾攻撃』と『宣戦布告遅配』の原因追及が
* 日本に残されている戦争責任解明への扉だ。*
* その扉を開く鍵となるのが中野五郎の『祖国に還える』。*
* この本は、日本国民が血を吐きつつ*
* 耐え忍んだ日米戦争勃発の真実を記録した手記。*
* 熟読する価値あり。」*
中野五郎氏がアメリカから見た太平洋戦争。
その姿はどうやら、私たちが学校で習ってきたものとは一味違っていたようです。