書籍『水の地政学』は、
スタンフォード大学・フーヴァー研究所に45年以上在籍した唯一の日本人・西鋭夫教授が、
「水」という新しい視点から、世界各地で起きる戦争・紛争の裏側や、
食糧飢饉、旱魃(かんばつ)・洪水などに翻弄された人類の数千年に及ぶ、
壮大な歴史を明らかにした書籍です。
幕末・明治維新から日本の近現代史まで、
日米政治史研究の世界的権威である西教授が、
**人類の歴史を動かす“もう一つの力学・水”**に注目し、
古代から現代に至るまでの歴史を徹底的に分析。
1万年以上に及ぶ人類の歴史を動かしてきた、
“水”という存在に迫ります。
西教授はこのように語ります。
「私は50年以上、日米の政治史を中心に研究してきましたが、
歴史の研究というと大抵、政治家の誰が何をした、そのような話になります。
明治維新が良い例です。
しかし、幕末に起きた飢饉や飢え、大地震、
そして水などについては、なぜか誰も触れないのです…」
私たちが生きる世界では、
人間が生きていくために必須の「資源」が、
国家の外交や政治・戦争・国の経済に大きな影響を及ぼしています。
そのあらゆる資源の中で最も重要な「水」によって、
国家の経済力や、力関係、その国の運命まで、
決まってしまっているとしたら…
その裏側を知っているのと知らないのとでは、
見えてくる世界が変わることでしょう…。
人類の運命を形作ってきた
本質的な存在を知っていると、
今までなんの法則もなく
起きているように見えた歴史上の出来事も、
今現在起きている争いも、点と点がつながって、
過去・現在・未来まで、あらゆる出来事がつながり、
今までになかった新しい視点から、
世界で起きていることを見ることができるでしょう。
また、水資源に恵まれた豊かな日本を再認識することで、
先人たちが紡いできた歴史の有り難さを実感し、
日本人としてのアイデンティティを再発見することができるでしょう。