
「生命の動きや人間の根本にかかわるような哲理がたくさん記された、卓抜な歴史エッセー」
評論家・西尾幹二氏
「日本人は連綿と立派な生き方をしてきた」
日本思想・中国思想研究家 大場一央氏
「日本人としてのアイデンティティを見つめ直すための手がかりが、この本にはある」
麗澤大学准教授 ジェイソン・モーガン氏
『日本的人間』は、昭和17年に書かれた作品。
繰り返し強調されるのは、ある言葉——
「日本的人間の本領を発揮せよ」
当時の日本は、日本本土への初空襲やミッドウェー海戦を迎え、大東亜戦争が激化していた真っ只中。 この未曾有の国家的危機を乗り越えるため、著者・山中峯太郎が真剣に考え、辿り着いた答えは—— “2600年にわたって受け継がれてきた日本人の原点” に立ち返ることでした。
本書『日本的人間』では、
吉田松陰、勝海舟、福沢諭吉、乃木希典、 加藤清正、西郷隆盛、伊藤博文…などの偉人から
名もなき農民や、親孝行の子どもまで。
184のエピソードを通して、「日本人のあるべき姿」を浮かび上がらせます。
それはまさに、戦前の“自己啓発本” ともいえるもの。
今日よく見られるような「成功のノウハウ」や「効率の良い生き方」を書いた自己啓発ではありません。
もっと根源的な問い——つまり、「日本人として、どう生きるべきか」ということを、
2600年もの間一度も滅びることなく存続し、世界最古の国へとなり得た「日本」を作り上げてきた先人達の生き様が教えてくれるのです。
この本に描かれた一部をご紹介すると…
・「今日こそは私の一世一代」三井物産創業者・益田孝が語る、生活を充実させる唯一の方法
・「関ヶ原の戦いに臨む徳川家康」旗の士に「今日のご出発はおやめください」と言われるも、これを笑い飛ばしてとった行動
・「“天下の猛将”加藤清正を支えた豊臣秀吉の一言」賢さや才覚ではない…大事な場面で必要な心構え
・「三菱財閥創業者の慧眼」海上王・岩崎弥太郎が語った大成する人の条件
・「ゆえに日本軍は最強である」天皇だけではない?世界を相手に渡りあった日本人を支えた存在
・「世界が驚く“時間を守る国民性”」日本人の『5分前行動』は海軍仕込みだった?
・「東郷平八郎の訓示」勝って兜を締めろ…世界最強の日本海軍に受け継がれた勝利の流儀
・「武田信玄と東條英機の共通点」異なる時代を生きた2人のリーダーが信じた、“ある一つの力”
・暗殺襲撃を受けた井上馨…「殺してくれ」と頼むほどの重症を負った井上を救った母の愛
・「”美女”と噂された女性画家の正体」外見よりも〇〇を重視した”日本的女性”の素質
・「いつか立派な人間になってみろ、それが第一の復讐だ」その言葉を糧に、陸軍大将にまで上り詰めた児玉源太郎の生き様
・「お金が貯まることより大事なこと」みずほ銀行の創業者が語る“貯蓄の本質”
・「上杉謙信に学ぶピンチをチャンスに変える思考法」家臣も反対する“最悪の作戦”を謙信が決行したワケ
・「赤穂浪士、空中分解の危機を救った男」対立する派閥を取りもち、”調和”を生み出す心がけ
・「『贅沢は敵だ』の真逆をいく東條英機」消費規制案反対の裏にあった国民への思いやり
・「名もなき少女に見る“日本的性格”」狼に襲われた14歳の少女が、自分の命より重んじたもの
・「これは武士道ではなかった」シンガポールでの空襲任務を成功させた日本兵の後悔
それらが表しているのは、まさに日本精神そのもの。
多くの現代人が、うまく言葉にできずとも心のどこかで探し求めていた「日本人らしさ」の正体です。
今こそ、私たちに力を与えてくれる日本人の “誇り高い生き方” を知ってほしい。
そして、子どもや孫の世代にも受け継いでいってほしい。
そんな想いから、約80年越しにこの書籍を復刻することにしました。
【『日本的人間』5つの特徴】
・日本の偉人たち184のエピソード
本書に収録されているのは、
吉田松陰、勝海舟、福沢諭吉、乃木希典、 加藤清正、西郷隆盛、伊藤博文……
などの誰もが知る偉人たちから、無名の庶民にいたるまでの逸話、じつに184篇。
そこには、学術的な「日本人論」ではない、「日本的な人間の姿」が生き生きと描かれています。
偉人たちの逸話から、「日本人らしさとは、こういうところに表れる」「こんな行動、考え方こそまさに日本人だ。自分もこうありたいものだ」と感じ取ることができます。
日本人の誇り高い生き方に背筋が伸び、一歩を踏み出そうとする勇気をもらえることでしょう。これからの生き方の指針・目標になるかもしれません。
・毎日1話、5分で読める短編集。
『日本的人間』は、忙しい現代人にも寄り添うように、 見開き1ページに2話程度の短編集という形式で編まれています。
どれも1話あたり、わずか5分もあれば読むことができます。
そのため、通勤時間や休憩時間、就寝前など、ほんの隙間のひとときに、無理なく手に取っていただけます。
「まとまった読書の時間が取れない」そのような心配をする必要はありません。
一度に読み進めるのも、1日1話ずつ味わうのも、あなたの自由。
無理なく、自然なペースで、偉人たちの生き方に触れることができます。
また、1話ごとに繋がりはないので、目次をみて気になるタイトルから読んでもお楽しみいただけます。
毎日1話、5分で読めるほど手軽ではありますが、その言葉が一生、あなたを支えるかもしれません。
短くとも、深く、静かに心に根づく力が、この本にはあります。
・現代語訳で、読みやすい
本書は、昭和17年に出版された『日本的人間』を底本とし、現代語訳でわかりやすく復刻したものです。
原書の雰囲気を損なうことなく、古い言い回しや難しい漢字は極力、現代語訳し、今の日本語でスッと読める、平易な文章にまとめられています。
だからこそ、️ 古典や歴史書にありがちな“とっつきにくさ”がなく、どなたでも気軽に挫折することなく読み進めていただけます。
・GHQが禁じた戦前の自己啓発書
『日本的人間』は、戦前の日本人に広く読まれていた、生き方の指針となる一冊。 しかし終戦後、GHQによって「禁書」指定され、焚書処分にされました。
(著者・山中峯太郎の著作は、なんと合計16冊が焚書対象となったほどです)
それはつまり——この本に込められた思想こそ、GHQがもっとも葬り去りたかった「日本人的な価値観」だったということ。
いま、こうして再びこの本を手に取ることは、奪われた日本人としての精神、アイデンティティを取り戻す行為でもあります。
そしてそれは同時に、これからの時代をどう生きるか、自分はどう在るべきかを見つめ直す大切なきっかけになるはずです。
・登場人物には、簡潔な注釈付き
本書には、吉田松陰や西郷隆盛といった誰もが知る偉人たちだけでなく、
教科書には登場しないような、無名ながらも日本的な美徳を体現した人々も多く登場します。 「この人、名前は聞いたことあるけど、何をした人だったっけ?」 「聞いたことのない人物だけど、どんな背景があるんだろう?」
そんなときもご安心ください。それぞれの登場人物には、簡潔な人物紹介(注釈)がついているので、予備知識がなくても、どのような人物の話かすぐに理解できます。
年号や出来事を暗記するような堅苦しさはありません。物語を楽しむうちに、自然と歴史の流れや人物像が頭に残る——そんな“読みながら学べる”一冊になっています。