脳科学と現代経営



なぜ、仕事は失敗から学ばせるとダメなのか知ってますか?
-事実、学習機能が23%下がる事がわかっています
部下に対して「ちょっといい?」という声かけが危険な理由を知ってますか?
-事実、脳が脅威を感じて、思考能力が15%下がります
なぜ、社員の仕事を減らすと社員のIQが下がるのか知ってますか?
-事実、脳が危険信号を鳴らし、認知能力が30%落ちます
あなたが良かれと思って行う事が、実は組織を破壊してるということが、最新の脳科学によってわかっています。
先ほど紹介したのは、多くのリーダーが、知らずに犯してしまう間違いの典型例です。
でも、これらは最もよくある間違いに比べれば、とるに足らないものです。
つまり、
ーー組織のためを思って感覚的に行動することが、脳科学的には全く逆効果になっている
という間違いです。
例えば、最新の脳科学の研究によると、、、
・目標を立てれば組織は動くと言われますが、実際には不正行動が約2倍になる
・仕事をやってもらうためにメリットを説明すると、社員の反発の強さは16%上昇する
・成果や頑張りに応じて報酬を与えると、仕事への主体性は11%低下する
・部下へのフィードバックは、彼らのパフォーマンスを38%も下げる
など、これまで当たり前だと思われてきたこれらの手法は脳科学的にみると逆効果で、組織やチームにとってネガティブな影響をもたらすことが判明しているんです。
第1章 脳神経科学とは何か
組織が脳神経科学に注目すべき理由とは
脳神経科学を活用したマネジメント
第2章 脳についてわかっていること
脳の中には「地図」がある
人の脳に関する7つの基本的な事実
第3章 脳が組織変革を嫌う理由
脳は確実性を好む
変化が脳に与える影響
第4章 組織変革の最中でも最高のパフォーマンスを発揮するには
脅威状態から挑戦状態への転換
想像以上に大きいドーパミンの威力
脳を挑戦状態にするための実践できる14の取り組み
第5章 社会脳 リーダーや管理職の役割
ソーシャルスキルが高い人の秘密
社会的拒絶はIQを下げる
チームを活性化させる帰属意識と共通目標
第6章 組織変革の最中でも感情を制御するには
感情がもたらす5つの影響
感情は伝染する
感情を制御する:マインドフルネス
第7章 意思決定、バイアス、内受容感覚
知られざる認知疲労の恐ろしさ
組織変革を妨げる9つのバイアス
意思決定に関して実践できる12の取り組み
第8章 コミュニケーション、従業員の関与、ストーリーテリング
温かみのある、強いリーダーが求められる
ストーリーテリングの効果を正しく得る
コミュニケーションについて実践できる12の取り組み
第9章 脳を考慮して組織変革の計画を立てるには
5つの組織変革モデル
組織変革に関する実践できる3つの取り組み
第10章 神経多様性と心理的安全性を考慮して組織変革の計画を立てるには
ニューロダイバージェントゆえの強み
心理的安全性は目的ではなく手段
第11章 行動を変えるには
組織変革に抵抗する4つの主要要因
成果につながる目標設定法
行動変容を促す5つのポイント
第12章 最高の生産性と最高の心身の健康を実現する1日の働き方の計画を立てるには
脳の疲労感の原因
精神的なエネルギーを管理し、1日の働き方の計画を立てる15のポイント
リモートワークを成功させる10のアクション
第13章 脳神経科学を組織で応用するには
アステラス製薬:レジリエンス向上の取り組み
カノニカル:リモートワークにおける脳神経科学と生産性
ペプシコ:「組織変革適応型」の組織文化の構築
ヒラリー・スカーレット
Hilary Scarlett
応用脳科学を用いた組織変革(チェンジマネジメント)の世界的権威であり、コンサルティングファーム「スカーレット&グレイ」の創設者。ケンブリッジ大学修士号(MA)を取得後、組織開発および変革の心理学を修め、英国脳科学会や英国心理学会の会員としても活動する。
ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)等、最高峰の研究機関と共同研究し、実践的ツール「SPACESモデル」を開発
ロイズ・バンキング・グループ、BAEシステムズ、英国政府通信本部(GCHQ)など、何百もの組織で公式導入
著書『組織変革のための脳科学』は英国の大学院課程で公式教科書に採用される不朽の名著