「英国人が讃えた9人の日本英雄伝」古代編

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本講義『英国人が讃えた9人の日本英雄伝〜古代編』では、アメリカ人日本文学研究者アイヴァン・モリスの名著『高貴なる敗北』を手掛かりに、日本古代の“敗北の英雄”たちの姿を解き明かします。

モリスは三島由紀夫との交流を通じ、日本では勝者よりも敗者にこそ共感と敬意が集まるという独特の英雄観に着目しました。

講義では、日本最古の英雄ヤマトタケルをはじめ、捕鳥部万(ととりべのよろず)、有間皇子など、歴史や神話に名を刻んだ9人を取り上げます。

『古事記』と『日本書紀』の記述の違い、史実と伝承の交差、そして辞世や相聞歌に込められた人間味を丁寧に読み解き、西洋的英雄像との対比を通して、日本人の精神文化を深く探ります。

長らく稀覯書とされてきた原著を復刻した本講義は、日本人の心に受け継がれる「高貴なる敗北」の美学を知る、貴重な学びの時間となるでしょう。