
「英国人が讃えた9人の日本英雄伝」中世編
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『英国人が讃えた9人の日本英雄伝〜中世編』は、英国の日本研究者アイヴァン・モリスの名著『高貴なる敗北』を手がかりに、中世日本の「敗れてなお光り輝く英雄」たちを取り上げた講義録です。
今回扱うのは、菅原道真・源義経・楠木正成という三人の人物。
それぞれの生涯を、時代背景や政治状況とともに詳しく読み解いていきます。
まず菅原道真は、藤原氏との政争に敗れ太宰府へ左遷されます。
しかし没後、学問の神として全国に祀られ、日本人の心の中で不滅の存在となりました。次に源義経。兄・頼朝の冷酷な策略によって命を落としながらも、その勇敢な戦いぶりと悲劇的最期は後世の物語に刻まれ、「悲劇の英雄」として語り継がれています。
そして楠木正成。圧倒的不利な戦況の中でも天皇への忠義を貫き、『七生報国』の精神を後世に残しました。
史実の解説にとどまらず、外国人研究者の視点や当時の文化背景も交え、日本人の美学と精神を浮かび上がらせるそんな深い学びが詰まった講義です。